小学館が週刊少年サンデーで「金色のガッシュ!!」を連載していた人気漫画家、雷句誠氏のカラー原稿を5枚紛失したとして損害賠償請求訴訟を起こされたと言うニュースが駆け巡った。
それに関係するのかどうかは不明ではあるが、当ブログと「小学館著作権侵害裁判報告」サイトへのアクセス数がここ数日激増している。
漫画のオリジナル原稿の価値について論じる立場にはないけれど、小学館が紛失してしまったポジフィルムに対する「補償金」を1点あたり10万円支払った例を考えると、人気漫画家が手書きした原稿を紛失してしまった「補償金」にしては、相当に作者をバカにした金額に思える。
小学館は「小学館著作権侵害裁判」でも写真の原稿、ポジフィルムを大量に紛失しているが、小学館側はフィルムや現像代などの「材料費」を支払っているから著作権は写真家にあるもののフィルムの「所有権」は小学館にあるなどと主張する始末。
今回の雷句誠氏の裁判でも、「紙やインク代は支払った原稿料に含まれている」ので材料費は小学館が支払っているのであるから原画の所有権は小学館にある……などと主張するかもね?
写真に限らず、著作者から預かった原稿を紛失するのは小学館のお家芸?