「サライ編集部はブラックボックス」と感想を漏らしたのは法務関係者。
本来であれば他の出版社同様、小学館でもすべての契約書は法務関係部署のチェックを経た書類が我々著作者へと提示されるはずなんだが、サライ編集部においては法務関係部署を経ることなく「写真使用契約書」などの重要書類を勝手に著作者へと提示していると言うわけである。
考えてみれば、この「写真使用契約書」だけじゃなくって、サライ掲載写真を単行本化した時の「出版権設定契約書」にいたっては、単行本の発売から一月を経てからようやく、印税率や保証部数などの重要な内容を含む書類が初めて提示されるなど滅茶苦茶である。
仮に提示された内容が認められなくって、契約を締結しなかったらどうなっていたのだろうか?
そう考えれば「写真使用契約書」などの重要書類の勝手な提示も、編集部による「暴走行為」であると受け止めることが出来る。
…で、法務関係者の先の発言となる。
なんだか、小学館内部からも今回の「小学館サライ著作権侵害裁判」、「(社内正常化のためにも??)提訴して欲しかった……などという声も聞こえてきそうなのだが、判決を経て正常化されるのかと思いきや、違法行為を指示した当事者が昇進してしまうなど、背後ではよほど強い力が働いているのか?