著作権著作権侵害裁判

サーバの概念

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「サーバ」とは、一般には「コンピュータネットワーク上において、情報を集中的に管理し、他にサービスを提供するためのコンピュータ」と定義されていてネットワークに接続していることが前提となるが、「小学館サライ著作権侵害裁判」では、小学館側はこれまでの常識を覆す新たなサーバの概念を示している。

小学館知的財産管理課長D.T.氏による被告陳述書(2)1頁では、「データベースは、ハードディスク内に収納していたが、そのハードディスクには、準備作業をしていた担当者4名のPCとの関係において、サ―バ機能を負わせていた。1人で2台のPCを使用する場合に、外付けハードディスクを共通サ―バとして利用するのと同様の状態。」と説明している。

一般的に他のPC内臓や外付けハードディスクで可能なのは単なる「ファイル共有」に過ぎず、サーバ機能を負わせることは不可能であるから、小学館はネットワークの概念を覆す新たな「サーバー概念」を示したことになる。

このようなシステムはこれまでお目にかかったことはないから、小学館が独自に開発したに違いない。これはコンピュータ界においては一大革命でありセンセーショナルな出来事であり、そのような開発能力があるのであれば小学館は斜陽産業である出版事業をさっさと辞めてしまって、コンピュータ業界に参入すべきである。

そもそも、無断でスキャニングした画像データをサーバに蓄積保存したことを白状したときも、「ハードディスクのサーバに蓄積保存」(被告準備書面 2 15頁)などと主張していた。

ハードディスクに入ってしまうようなサーバがあるのであれば、是非とも導入したいものだが…。