2024年11月13日、原子力規制委員会が敦賀原発2号機について安全審査「不合格」を正式決定したとの報道があったのだが、既に、今年夏、敷地内の断層が将来動く可能性があるため「再稼働を認めない」と結論付けたとのニュースが流れていたので、驚きもなかった。
ちなみに敦賀原発2号機はTOP写真の右側手前部分だが、1号機は写真の左側で、2017年4月19日に廃炉が決定している。今回、不合格となったのは右側手前の2号機で、敷地内の活断層が将来動く可能性があるから「再稼働を認めない」となったのだ。
また、2号機の奥に少しだけ見えているのが仏教の普賢菩薩に由来する「ふけん」。プルトニウムを本格的に利用する炉だったが、2003年に運転終了し、現在廃炉作業中で完了予定は2040年度。
この地域には1995年に雑誌Fridayの「活断層の巣の上に建つ原発」との企画で取材に訪れているのだが、そもそも敦賀半島といえば活断層、活断層といえば敦賀半島といわれるほど活断層が密集している地域として知られていた。
こんな場所に…さらに言うのであれば、地震大国の日本列島に原発を建築すること自体がクレージーなのだが…。
タイトル写真説明
撮影:1995年1月29日 敦賀原発1号機(左)と2号機(右手前)
右奥に見えるのは隣接する敷地に立つ新型転換炉ふげん