ロッテの佐々木朗希投手のMLB挑戦が話題となっているが、海外FA権行使を申請していた巨人の菅野智之投手だが、2024年11月8日、球団側に受理され、15日から交渉解禁となるとのことだ。
2011年、東海大学野球部の菅野智之投手はその年のドラフトの目玉になるだろうとのことで、週刊現代の取材で平塚市土屋野球場を訪れた。野球だけでなくスポーツ全般に全く興味がなく、菅野智之とはどこの馬の骨?程度の認識しかなかったのだが、事前に担当者編集者から当時の巨人の監督だった原辰徳氏が叔父にあたるとは知らされていたのと、同行した記者がしっかりしていたため、囲み取材取材だけでなく独自の写真撮影も可能となった。その時撮影したのがTOP写真でドラフトの注目選手特集の扉ページとして使われた。
ただし、その年のドラフト会議がどうなったのかの記憶は判然とせず、その後のスポーツニュース等で巨人の投手として活躍しているようだったので、この原稿を執筆するにあたり、日本ハムが交渉権を獲得した事実を初めて知り、あらためて自身のスポーツに関する無知に愕然としたのだった。
かつて週刊明星のスタッフカメラマンだった1982年、その年のドラフトの目玉だった甲子園のスター荒木大輔投手の存在も勿論知らず、顔写真片手に一人で早実グランドまで派遣され、右往左往したことを思い出した。この時は確実に補欠選手であろうと思われる選手を見つけ、根掘り葉掘り訪ねて事なきを得たのだが…。
かつて、昭和天皇の健康が取り沙汰されていた頃、講談社の写真週刊誌・フライデーでは新年一般参賀で天皇が長和殿ベランダで手を振る際、手のひらをこちら側に向けているため、昭和天皇の「手相占い」ができないかを検討したのだが、当時のフィルムのレベルでは解像度が足りな過ぎて断念したという噂話が残されている。
週刊現代の扉ページに使用された写真は菅野投手の顔にピントが合っているのだが、この写真は念のために手のひらにピントを合わせたカットで、手相もくっきりと記録されているので、メジャーでの活躍を占えないものなのか??
もちろん、占いも一切信じていないのだが、占い師は13年前の古い手相でも来年以降の占いが可能なのかを是非とも尋ねてみたいものだ。
タイトル写真説明
撮影:2011年9月30日 2011年ドラフト会議の目玉、菅野智之投手
神奈川県平塚市土屋 東海大学野球部 土屋野球場にて撮影した講談社・週刊現代用の写真