赤いきつね vs 緑のたぬき、化かし合い!?は緑のたぬきの貫録勝ち…

赤いきつね vs 緑のたぬき、化かし合い、小池百合子と蓮舫

老舗蕎麦店ではお目にかかれない(と思うが…)のだが、立ち食いそば店や町の蕎麦屋で夏になるとメニューに加わる冷やし「化かし合い蕎麦」は食欲の落ちる夏場にもってこいのメニューだ。
要は冷たい蕎麦にキュウリの千切りときつねとたぬきの両方が乗っかったものを「化かし合い」と呼ぶのだが、その呼び方を知るまでは冷やしたぬき蕎麦にきつねを乗っけてください…などという注文をしていたのだが、「ハイ、化かし合いねぇ!」と言われて初めてそのように呼ぶことを知った次第。

さて、そんな夏場の東京都知事選挙では現職の小池百合子知事の対抗馬として蓮舫氏が名乗りを上げた時に「まるで化かし合いだな」と思ったのだが、ネット上にはさらに辛辣「赤いきつねと緑のたぬきの戦い」との文字が躍っており、腹を抱えて笑ったのだった。

確かに1988年にテレビ東京ワールドビジネスサテライトのスタジオで撮影したカイロ大学社会学部卒との触れ込みのキャスター・小池百合子氏は既に緑色のスーツに身を包んでいたし、世の中のイメージとしても緑色が定着している。
一方、蓮舫氏の方は赤が勝負カラーだと言われているものの、小池氏ほどその印象はない。確かに、今回は共産党の支援も受けているとはいえ、現在の日本共産党は赤というよりもどちらかといえば中ピ連じゃないけれど桃色程度の赤味といったイメージになってしまった感もあるのだが。

本日は過去最多の56人もの立候補者数となった2024東京都知事選の投票日となったのだが、東京地方はここ数日続く酷暑の真っただ中。

何らかの波乱が起きるのではないかとの淡い期待もあったのだが、投票が締め切られた直後の20時、選挙速報では早々と「赤いきつね vs 緑のたぬき、化かし合い」は貫禄のたぬきの当確が報じられたのだった…。


タイトル写真説明
小池百合子 撮影:1988年5月26日 テレビ東京スタジオ
蓮舫 2017年5月19日 国会議事堂前、共謀罪反対集会会場にて