本日(2024年3月16日)、北陸新幹線は金沢までだった路線が福井県の敦賀まで延伸となった。
敦賀といえばエビやカニなどの海産物やソースカツ丼、おろし蕎麦などが知られているようだが、活断層だらけの半島に立地する「原発銀座」の方が遥かに有名であろう。
実際、福井県と敦賀市はもんじゅの開発を「もんじゅカード」なる補助金や新幹線の延伸など地域振興が条件で受け入れた経緯があるのだから、北陸新幹線敦賀延伸を祝って廃炉作業中のもんじゅをはじめとする「原発銀座」を観光の目玉にするのが自然だろう。
JR東海が1993年から実施しているキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」にあやかって「そうだ!原発銀座を観に行こう!」と大々的にキャンペーンを開催するのはいかがだろうか??
反対運動で建設が中止となった珠洲原発予定地だった石川県珠洲市高屋町は能登半島地震で多くの家屋が倒れ、道路もひび割れ、数メートルも地盤が隆起したのだが、計画していた電力会社は安全だ、安全だを繰り返していたから、きっと数メートル程度の地盤隆起なども自動的に吸収してくれる最新技術で解決していたに違いない。
かつて、福島県の双葉町の看板に記されていた「原子力明るい未来のエネルギー」の標語のように暗い世の中を是非とも明るく照らして欲しいものだ…。
タイトル写真説明
撮影:1995年1月29日、30日 敦賀半島の原発 左から美浜発電所 高速増殖炉もんじゅ 敦賀発電所
新幹線延伸に原発マネー 福井県、地元負担分に核燃料税
2011年12月28日3時1分 朝日新聞
https://www.asahi.com/special/10005/OSK201112270200.html