2023年9月13日の内閣改造・自民党役員人事で岸田文雄首相は、2014年に不透明な政治資金問題の責任を取って経済産業相を辞任した”ドリル優子”こと小渕優子氏を選対委員長に起用した。
2014年に小渕優子後援会など関連4政治団体に不透明な政治資金処理が発覚し、東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で捜索した際、会計書類を保存していたとみられるパソコンのHDD(ハードディスクドライブ)がドリルで穴が開けられており、悪質な証拠隠滅、捜査妨害と指摘されていたもの。
かつてのHDDのプラッタ素材はガラス製が多かったため、写真のように分解して金槌の一撃で粉々になってくれたのだが、近年ではアルミニウム製が多くなったため、粉々に破壊することは困難となっている。
もちろん、HDDに穴を開けるとしても確実にプラッタに穴を開ける必要があり、結果的に嫌疑不十分で不起訴となった小渕氏は、HDDを物理的破壊するという「情報漏洩防止の究極のセキュリティー対策」に精通している稀有な国会議員とも言える。
いっそのこと、小渕優子氏にはパソコンからどのようなデータの入ったHDDをどのように外し、どの部分にどのようなドリルを使って穴を開け、…証拠隠滅…情報漏洩防止の究極のセキュリティー対策が可能となったのかを、是非とも当時の秘書とともに具体的な実例を挙げ、セミナー等で解説いただきたいものだ。
タイトル写真説明
撮影:2020年12月10日 分解したHDDの中身、荒川区の自宅で