この写真は1985年の年の瀬、某写真週刊誌の依頼で12月28日夜の日本武道館でのコンサートで撮影したものだが、その5日前に撮影した写真が掲載された週刊誌が発売された直後だったから、すべてが止まってしまう年末のコンサートはタイミングとしては最悪だと疑問に思っていたら、案の定、週刊誌のニュースバリューとしては翌年の発売では古すぎるため没となってしまった写真だ。
今回、ロックンロールの女王の死と報じられたことで、このページで初めて日の目を見ることとなったのだが、改めて自分が撮影した写真を見るだけでも、パワフルな彼女のステージが蘇ってくるようだ。
初めて彼女の名前を知ることとなったのは、確か中学か高校時代にアイク&ティナ・ターナーの記録映画が公開されたことだったように記憶している。
後に、旦那だったアイク・ターナー(Ike Tina)から虐待を受けていたことを明かし、泥沼の離婚裁判が終了してからはソロアーチストとして活躍、1985年の来日コンサート前年に発売された5枚目のソロ・アルバム「プライヴェト・ダンサー」で世界的な成功を収めたということだ。
タイトル写真説明
撮影:1985年12月28日 千代田区・日本武道館 ティナ・ターナー来日コンサート(PRIVATE DANCER TOUR)