誤嚥性肺炎により70歳で死去したYMOドラマー高橋幸宏と冨田勲との共演

高橋幸宏 1985年10月18日 日本武道館 CASIO SUPER SOUND 85

2023年1月15日、YMOドラマーでミュージシャンの高橋幸宏氏が1月11日午前5時59分、脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎により70歳で死去したと発表された。

冨田勲・高橋幸宏 1985年10月18日 日本武道館 CASIO SUPER SOUND 85高橋氏は1952年6月6日生まれだから筆者より3つ年上となる。
YMOとしての撮影経験はないが、1985年と1986年の二度撮影している。
TOPの写真は1985年10月18日に日本武道館で開催された「CASIO SUPER SOUND ’85」で幸宏バンドとして出演した時のもので、オリジナル写真は高橋氏の左側には同コンサートに参加した作曲家の冨田勲氏が写っているが、リハーサルと本番との短い時間にステージ上で撮影させてもらった写真。
その、シンセサイザー・アーチストとしても知られる冨田勲氏も2016年5月5日84歳で鬼籍に入っている。
高橋幸宏 1985年10月18日 日本武道館 CASIO SUPER SOUND 851986年はタモリ俱楽部の収録時に高橋氏を撮影している。
南青山の銭湯洗い場内で新人女優オーディションと称し、水着審査を飄々とした表情で収録を楽しんでいる様子がうかがえた。

長年写真家として活動し、様々なジャンルの著名人を撮影し続けてきたけれど、高橋、冨田両氏の他に1985年に撮影したミュージシャン、音楽家だけでも下記3人がすでに亡くなっている。

レナード・バーンスタイン 1990年10月14日
マイルス・デイヴィス 1991年9月28日
チック・コリア 2021年2月9日

まあ、それだけ自分自身も歳を取ったということなのだけれど、高橋幸宏氏の直接の死因となった誤嚥性肺炎には喫煙が厳禁であるということが特に気にかかる。
あらためて高橋幸宏氏の冥福をお祈りいたします。

 


タイトル写真説明
撮影:1985年10月18日 高橋幸宏 CASIO SUPER SOUND ’85 日本武道館


72回目の広島原爆の日に……

チック・コリア(Chick Corea)訃報に寄せて