SDGs的な2020 TOKYO五輪グッズの廃物利用と箸にも棒にもかからないアベノマスクとの違い

日本郵便 東京五輪オフィシャルグッズの有効利用

本日付のオトナンサーというウェブメディアで「アベノマスクの政治家の法的責任は?」と題する興味深い記事が配信されたが、弁護士の見解は法的責任を追及することは可能ではあるものの、市民の権利や利益が侵害されたことを証明する必要があるとのことで、案の定、責任を求めることは難しいとのニュアンスであった。

日本郵便 TOKYO2020東京五輪オフィシャルグッズ昨年のお歳暮シーズン、近所の郵便局に行ったところ東京五輪のロゴとキャラクターが印刷されたクリアファイルのような手提げ袋に入れられ「お歳暮カタログセット」が配布されていた。
2021年のお歳暮カタログが2020年五輪の袋に入っているのも、悲しくもあり、かなり間抜けな印象を受けるのだが、お歳暮を贈る予定がないものの「負の遺産」を手に入れるチャンスと捉え自宅へと持ち帰った。
東京2020五輪の公式スポンサーの日本郵便としては、役に立たなかった廃物を有効利用するにはお歳暮時期が絶好の機会だったのだろう。
「持続可能な議員生活」と揶揄された木下都議のように流行りに乗っかったのではないだろうが、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)には「持続可能な消費生産形態を確保する」との目標もあることから、東京五輪で無駄な出費をしていたとしても、廃物の有効利用をしているので、ある意味ではSDGs的な使い方ともいえるのかもしれない。

一方、2021年3月末時点で約8200万枚が倉庫に保管されていると明らかにされた「アベノマスク」の方は箸にも棒にも掛からない、保管料だけでも年間6億円、廃棄にも費用がかかり、どうにもこうにも手がつけられない酷過ぎるマスクであることは間違いない。

箸にも棒にもかからないアベノマスク

総理大臣時代の安倍ちゃんは、大きな顔の癖に小さな「アベノマスク」を意地になって着け続けていたのに、梅雨が明けたタイミングで大きなサイズのマスク(ベツノマスクといわれているらしい)に代わっていた。
いっそのこと、全てのマスクを安倍ちゃんが責任をもって引き取り、コロナ禍が収まった後も一生着け続ける責任があるはずだ。

ちなみに、洗って使用できる布マスクだけれど使い捨てするとしても、安倍晋三100歳になる2054年の誕生日までは32年だから、約8200万枚を使い切るには年間2,562,500枚、1日で7,020枚、1時間で292枚使う必要がある計算だ。

どうせ長生きしてもロクなことを考えない輩なのだから、罪滅ぼしの意味においても「アベノマスク」の有効利用に残りの人生を捧げて欲しいものである。


タイトル写真説明
日本郵便 2020 TOKYO五輪グッズの廃物利用 撮影:2021年12月28日 荒川区の自宅で撮影