東京消防庁レスキュー隊

撮影:2021年12月8日21時33分 荒川区・西日暮里駅付近の都道58号線

21時半頃、所要を済ませて地下鉄千代田線西日暮里駅で下車して階段を昇っていると、地上方面が救急車やらクラクションやらでかなり騒がしい。

急いで地上に出ると尾久橋通り(都道58号線)の中央分離帯のガードレールにスッポリと白いクラウンがはまっており、救急隊員が警察官に向かって「交通規制を早く!!」と怒鳴る声も響きわたり大混乱の真っただ中だった。

ほどなく東京消防庁のレスキュー隊の特殊車両らしき真っ赤な車も現場に到着し、すぐに状況確認を行うが、運転席のドアは左右のガードレースに阻まれ10cm程度しか開かない。
そこで隊員が準備を始めたのが巨大なカッターのようなもの。コンプレッサーに繋いでいることから油圧式なのだろう。

乗用車後部のガラスを粉々に粉砕したのち、リア左右のピラーを巨大カッターで切断し、コンビーフの巻き取りのように天井をめくりあげ、そこから運転者を救出し救急車へと搬送したようだ。
周囲に目隠しをされていたため、運転者の容態は不明だ。

何故、このような事故が起こったのかは定かではないが、尾久橋通りから西日暮里に抜けるには地下道を通らなければいけないのだが、地下道を抜けた後は緩やかな左カーブとなっていることから、スピードの出し過ぎでこのような状況になったものと推測できる。


タイトル写真説明
撮影:2021年12月8日21時33分 荒川区・西日暮里駅付近の都道58号線