雲に悩まされた「ほぼ皆既月食」

今夜は「ほぼ皆既月食」で、しかも月の出から欠けた状態で昇ってくるのだという。
以前、皆既月食を撮影した際には、かなり上空で欠け始めたため撮影時のカメラの仰角がかなりきつく、ファインダーを覗くのに一苦労した記憶がある。
今回は月の出から撮影可能なので、以前のように辛い撮影体勢を取らなくてもよいということ。
これは是非とも撮影しなけりゃ…ということで、17時少し前に自宅屋上に出て様子を見ていると東の空の雲の向こう側に何やら明るいものが……。

慌てて三脚等の機材を屋上に上げ、撮影準備をしていると左側が欠けた状態の月が雲の隙間から見え始めたのでシャッターを切り始めたのだが、昇るにつれて雲が厚くなり、しまいには月の場所すらわからない状態に。

半ば諦めかけながらも、最大食まで時間があったため、角度の違う場所に見える東京スカイツリーを撮影しながら時間をつぶしていると徐々に見え始め、最大食の状態を何とか記録することができた。


タイトル写真説明
撮影:2021年11月19日18時3分頃(部分月食最大食)荒川区東尾久で撮影
撮影データ:Nikon V1 + SIGMA500mmF4.5+NikonTC-14(35mm換算1890mm相当)
絞り値:f8 シャッター速度:1秒