本日、新型コロナワクチンの1回目の接種を受けたのだが、その場所は高濃度のダイオキシン汚染でも有名となった東京都立大学荒川キャンパス内。
ダイオキシンの影響の有無は不明だけれど、接種自体はあっという間に終了し、15分間の待機後に帰宅した。
右の写真は場内撮影禁止のところを自身の腕だけという条件で撮影した画像だが、ファインダーを覗けないため、やや後ピンとなってしまった。
接種場所となった東京都立大学荒川キャンパスは昨年(2020年4月以前)までは首都大学東京と称していたのだが、この荒川キャンパス北側に隣接する東京都下水道局の東尾久浄化センターの敷地内では環境基準を上回る濃度のダイオキシン類及び重金属等が検出されいる。
ダイオキシン汚染問題については当サイトでも2017年1月19日付や2016年4月6日付でも報じているが、2013年に汚染が明るみに出てからも大学キャンパス内土壌については、すでに建物が出来上がっていたため調査が難しいという側面もあったと思われ、当時は深度調査の対象外で特に学生側に注意喚起を行っていなかったというから驚きだ。
その後、当サイトで報じた2017年頃に東京都下水道局東尾久浄化センターや隣接する尾久の原公園ではダイオキシンを含む表土を取り除く作業が行われていたのだが、「地面を掘ることは禁止です」との物騒な看板が立てられたのは既報の通り。
ちなみに本日の接種場所、東京都立大学荒川キャンパスは皮肉にも健康福祉学部や人間健康科学研究科の本拠地ということなのだが、その後、ダイオキシンに関する深度調査や除去作業が実行されたのかどうかは不明だ。

タイトル写真説明
2021年6月21日撮影:新型コロナワクチン接種会場となった、高濃度ダイオキシン汚染が心配される東京都立大学荒川キャンパス、このキャンパスの北側(建物の裏側)および東側(写真奥)が環境基準の1100倍のダイオキシンが検出された東京都下水道局東尾久浄化センターおよび尾久の原公園