エッセイ時事東京五輪社会

令和時代の伏魔殿・東京五輪を食い物にするパソナグループ(竹中平蔵会長)、95%の中抜きとも…

令和の伏魔殿・パソナグループと竹中平蔵

外務省を伏魔殿のようだと表現したのは、2001年発足の第1次小泉内閣で外務大臣を務めた田中真紀子氏であるが、奇しくもその内閣で経済財政政策担当大臣を務めたのが竹中平蔵氏。
ちなみに、Wikipediaによると伏魔殿(ふくまでん)とは

中国の伝奇小説『水滸伝』に登場する建物、または英国の叙情詩『失楽園』に登場する都市の名前。悪魔がひそむ殿堂の意。また転じて陰謀や悪事などが絶えずたくらまれる場所を指す。

撮影:2021年6月9日 千代田区大手町 パソナ
パソナ東京本社が入居するのはJR東京駅新幹線日本橋口目の前、日本ビルヂング

ということであるのだが、東京五輪が近づくにしたがって竹中氏と自らが会長を務める大手派遣会社パソナグループの五輪を食い物にするような実態が多数報じられるようになっている。
さらに、東京五輪のみならず、昨年の新型コロナの感染拡大に伴い影響を受けた中小法人、個人事業者向けの持続化給付金の事務手続き業務の最終的な現場作業はパソナグループが担当しており、莫大な事務手数料を得ていたというからかなり悪質だ。

6月4日の国会で感染症対策分科会の尾身茂会長が東京五輪について「本来はパンデミックのなかで開催するということが普通でない」と開催を強行した際のリスクについて提言を示したことに対し、竹中氏が読売テレビの番組に出演して「明らかに越権」と発言し、多方面からの反発を招いている。

撮影:2021年6月9日 千代田区大手町 パソナグループ1Fロビー
東京五輪人員の派遣依頼には随意契約、1社独占のパソナグループを通さなければいけない仕組み

竹中氏は以前より政府との癒着が指摘されており、今回の五輪でも人員の派遣依頼には自らが会長を務めるパソナグループを通さなければいけない仕組み(随意契約、1社独占)になっているため、大きな金ヅルである東京五輪が中止にでもなれば、大儲けし損なうのが明らかだから、あのような「越権」などと発言したのであろう。

毎日新聞のスクープで東京五輪の運営に関する契約書がスッパ抜かれたのだが、パソナグループの人材募集のサイトで示されている時給計算との差額を計算すると「95%中抜き」との実態が明らかになったというから驚きである。
そりゃあ、前年比1,000%越えの過去最高益になるはずだ……。

「JOB HUB SQUARE」なる施設

パソナのWEBサイトにアクセスすると「JOB HUB SQUARE」なるページにたどり着く。そこには、

パソナグループの総合力を結集
https://www.pasonagroup.co.jp/jobhubsquare/

パソナテックのクラウドソーシングサービス「JOB HUB」(https://jobhub.jp/) が名称の由来。働きたいと願う主婦や若者、シニア、外国人、障害のある方、 起業を志す方や地方で働きたい方など、多様な人材が集う“スクエア(広場)”です

撮影:2021年6月9日 千代田区大手町 パソナ東京本社
JR東京駅新幹線日本橋口目の前にそびえたつ伏魔殿・パソナ東京本社

と書かれているのだが、「働きたいと願う主婦や若者、シニア、外国人、障害のある方、 起業を志す方や地方で働きたい方など、多様な人材から95%中抜き」する組織なのだろう。
伏魔殿とは「陰謀や悪事などが絶えずたくらまれる場所」を指す言葉とのことだから、田中真紀子氏が外務省を「伏魔殿のようなところ」と表現したのと違い、パソナグループは伏魔殿そのものであるに違いない。
で、あるならば、その御大である竹中平蔵は九割五分搾取下衆野郎とでも呼ぶのがふさわしいのかも……。

撮影:2021年6月9日 大手町「日本ビルヂング」パソナ東京本社
「日本ビルヂング」は複数の会社が入居する賃貸オフィス

パソナは2023年度末までに本社機能を淡路島に移転すると発表しているが、東京の本拠地はJR東京駅新幹線日本橋口を出て永代通りを挟んだ大手町の賃貸オフィスビルである日本ビルヂング。
日本ビルジングは1962年に三菱地所により建設され、今となってはかなりレトロなビルだったのだが、現在は再開発プロジェクトで化粧直しが行われたようだ。
ただ、かつて永代通り沿いビル壁面にあったはずのレトロな書体「日本ビルチング」というビル名は見当たらず、目立つのは「PASONA」や「JOB HUB SQUARE」文字だけ。
伏魔殿パソナグループの総合受付(2021年6月9日撮影)複数の会社が入居するオフィスビルのはずが、1Fにはまるで自社ビルかのようにパソナグループの総合受付まである前述のように、「日本ビルヂング」は複数の会社が入居する賃貸オフィスなのハズだが、1Fにはまるで自社ビルかのようにパソナグループの総合受付まである始末。
相手は九割五分搾取下衆野郎だから、「庇を貸して母屋を…」状態にならないようご注意を。

JOB HUB SQUAREの地下1階にある「パソナ食堂」(2021年6月9日撮影)までもが別の目的があるのじゃないかとの疑ってしまう

 


タイトル写真説明
撮影:2021年6月9日 大手町 令和時代の伏魔殿・パソナグループ