数十年ほど前、猫よけに水を入れたペットボトルが有効だと言われ、民家の庭先などで見ることができたのだが、効果がないということが判明してから徐々に姿を消しつつあった。
水を入れたペットボトルに太陽光が当たってキラキラすることで猫よけに効果があるとされていたのだけれど、その後の研究で、猫は警戒心が強いため得体の知れないモノに安易に近づかない性格が原因であることが判明したと記憶している。
と、いうことは、慣れてしまえば何の効果もないということになり、しばらくの間は御呪いのような代物が猫嫌いのお宅の庭先にはびこることになったというわけだ。
昭和から平成、令和と時代は移り替わり、さすがに街中で見ることはなかったのだが、数日前、近所のアパート前に突然出現した。もともとあった壁が派手に塗り替えられた後から出現したことから、きれいに塗装した壁を守ろうということなのかもしれないけれど、せっかくのデザインが台無しになるから止した方がいいように思うのだけれど……。
まあ、以前住んでいた新宿区で見た「病的」なペットボトルの並べ方から比べれば、ささやかなものだけれど。
タイトル写真説明
撮影:2021年4月26日 荒川区東尾久で撮影