昨日付で「安倍首相と黒田日銀総裁の愚策で日本破滅」との見出しで配信された週刊朝日の記事で、世界3大投資家の一人とされるジム・ロジャーズ氏が、新型コロナウイルスによる経済危機で、日本がとるべき政策について語っている。
その中で「どんな政府でも、必ず嘘をつく。」としたうえで、他国と比較すると極端に少ないPCR検査や企業への資金繰りなどについて触れ、新型コロナの影響で暴落した株価を維持するために買い入れ額を増加させたことに対し、「クレージーだ」とも。
「安倍首相と黒田総裁は日本を破滅に導いている。今すぐ辞任すべきである。」と手厳しい。
「やらなければならないことはわかっているが、実行に移されることはない。それが日本の危機」と結んでいる。
また、作家の百田尚樹氏が、2月28日の首相公邸で会食後、自身のTwitterで新型コロナウイルスへの対応を批判したうえで、最悪の結果となれば「鳩山由紀夫・菅直人以上に無能な首相の烙印を押されるかもしれない」と書き込んでいる。
国民の生命と財産を守るために「安保法案は必要!」と繰り返していたくせに、見えないウイルスとの「戦争」が始まったとたん、国民の命と財産を危険にさらすような対策(しかも遅い)しか講じられない無能ぶりが浮き彫りとなっている。
トンチンカンな対策ばかりが目立ち、30万円の給付をするとブチ上げたものの、条件が複雑すぎてきわめてわかりにくい。
日本の借金は2017年の時点で1085兆7537億円で、国民一人あたり867万円とのことだから、無駄遣いはできないということなのかもしれないが、桜を見る会や森友学園問題、さらには、ほとんど意味のない布製マスク2枚の配布に460億円も使うという無駄遣いばかりしているのは安倍晋三とその周辺のお友達ばかり。
思い起こせば2月19日、ダイヤモンド・プリンセス号から、陰性で症状がない乗客を下船させた際、乗客はクルーズ船が手配したバスで駅や空港に送られ、公共交通機関で家路についたのだが、帰宅後は自宅待機すること、公共交通機関を使わないこととチグハグな対応をしていた。案の定、その中から何人かが感染が判明したことは記憶に新しいところだ。
国民の命を守るためよりも、感染しているかもしれない人々の搬送費をケチった結果と言えるだろう。
そもそも、初期の段階から極力、金をかけないような対策ばかり繰り返していたから、現在の感染爆発を生んだといわれても仕方がないだろう。
その感染爆発といってもいいような現在の状況でありながらも、自粛を要請するばかりで金銭的補償はできないとの一点張り。
こんなんじゃあ、2015年の安保法案時に国会前に響き渡った「安倍を倒せ!安倍はヤメロ!」コールが沸き起こっても不思議ではない。
きっと、現在の状況が安倍晋三が考える「美しい国ニッポン」なんだろうなぁ~。
昨日、猫缶を買いに出かけた帰り道、西尾久の街路樹として姫リンゴが植えられた通称「あっぷるロード」には真っ白なリンゴの花が青空に映えていた。
2020年4月12日追記
タイトル写真説明
撮影:2015年9月16日 国会前/安保法案反対デモ現場にて