厚真町、「あつま(atsuma)」と「あづま(azuma)」…

北海道で初めて震度7を記録した厚真町であるが、ニュースで「あつま」と読まれるたびに違和感を感じている。
確かに、行政上は「あつま(atsuma)」で正しく、ニュースでも正しい名称を使ってはいるのだが、地元の人々のほとんどは「あづま(azuma)」と濁って発音しているからだ。

実際、今回の震度7を記録した厚真町の市原精肉店では、味付け成吉思汗の名称は写真の通り「あづま成吉思汗」とひらがなで書かた商品が売られている。
ちなみに、写真は苫小牧市(震度5強を記録)に住む母親から送ってもらったものを撮影したのだが、市原精肉店が無事だったのかどうかは不明だが、同じ町内とは言え大規模な土砂崩れのあった場所からは離れているので無事であってほしいと願っている。

また、今回の地震でブラックアウトの原因ともなった苫東厚真発電所がある場所は浜厚真とよばれ、震度7を記録した場所とはかなり離れているが、ここでも「はまあつま」ではなく、「はまあづま」と濁って発音されるのが一般的だ。

本日、厚真町では最後の行方不明の方が見つかったということだが、水道もまだ復旧していないというし、苫東厚真発電所の一刻も早い復旧がなければ計画停電が日常的に行われるかもしれないため、普及への道はまだまだ遠い。

安定したベースロード電源として休止中の泊原発の再稼働なんて議論にならないことを願ってやまない。