「’97東京」連載 (4) 投稿者: kato1997年2月4日2017年3月26日エッセイ、出版、新聞、社会 「神田川」 1997年2月4日 東京新聞夕刊掲載 写真と文:加藤雅昭 Back First Page Next 神田川 警察庁長官銃撃事件の拳銃捜索ドブさらいのおかげで神田川がきれいになったという。川でドブさらいもないとは思うのだが、川底はヘドロだらけだったそうだから正しいのかも知れない。 日曜日の昼下がり、JR水道橋駅から後楽園の場外馬券売場へと通じる歩道橋下の神田川では色とりどりの鯉が群れをなして泳いでいた。 元来、鯉とは丈夫な魚だ。少々汚れている場所でも生息できるときいた。農薬の混じったゴルフ場の沈殿池に生息するくらいだから川の浄化のバロメーターとしては当てにならない。 関連記事2017年春、桜5景五分咲き?花吹雪が…「’97東京」連載 (14)「’97東京」連載 (13)「’97東京」連載 (12)「’97東京」連載 (11)