「’97東京」連載 (3) 投稿者: kato1997年1月28日2017年3月26日エッセイ、出版、新聞、社会 「ガラスの城」 1997年1月28日 東京新聞夕刊掲載 写真と文:加藤雅昭 Back First Page Next ガラスの城 有楽町駅前に右も左も天井もぜ~んぶガラスで出来た新名所が誕生した。 目玉だという地上60メートルの吹き抜けは高所恐怖症の人間を寄せつけないのに十分すぎる高さがあるし、もしここで阪神大震災級の大地震に見舞われたら…と考えると近づきたくない気分になってくる。 都庁跡に出来たちょっとバブリーな東京国際フォーラムの「ガラスホール」。設計者にきけば十分な耐震構造になっているから大丈夫と答えるに違いないけれど、倒れるはずのない高速道路が横倒しになったり、起きるはずのない事故を起こした「もんじゅ」の例もあるから、やはりなるべく足を踏み入れないようにしよう。 関連記事祝!北陸新幹線敦賀延伸「そうだ!原発銀座を観に行こう!」喉元過ぎれば…、高速増殖炉「もんじゅ」が再開?冬の空地上の虹「’97東京」連載 (14)「’97東京」連載 (13)「’97東京」連載 (12)